【A3a】組織に顧客理解がなぜ浸透しないのか、顧客理解の誤解とあるべき姿~データ経営にリサーチ・データ分析を実装する技法~
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株式会社ファミリーマート
経営企画本部経営企画部 Consumer Market Insight Research Group Manager
出下 浩司 氏
講演内容
- リサーチ・データを組織に実装する技法 –
「お客様のため」ではなく、「お客様の立場で考える」ことを大切に、マーケティングリサーチとデータ分析を活用した独自のアプローチで事業成長を続けているファミリーマート。本講演では、顧客理解とはいったいどういうことなのか、多くの企業が陥る顧客理解の誤解とはどのようなことか、そして組織になぜ顧客理解が浸透しづらいのか、「データ経営」に向けた顧客理解のためにリサーチ・データをもとにした戦略をどのように実装しようとしているのか、ご紹介いただきます。顧客起点でのビジネス戦略への改革を組織に実装していくにあたり、AI活用やスピード感のあるリサーチの役割、主観(仮説)と客観(ファクト)を行き来しながら、本質的なリサーチのための「問い」の設定をどう行っているのか、企業に本当の意味での顧客理解や、イシューに向かうための議論を巻き起こす頭脳集団として日々どのような仕事をしているのか、実際の具体的な事例を基にお話しいただきます。
講演者プロフィール
出下 浩司 氏
広告代理店にてセールス/ストラテジックプランナーを経て、国内最大手マーケティングリサーチ会社でマーケティングリサーチャー業務に従事。22年にファミリーマート入社。データ経営に向け、経営企画本部傘下にConsumer Market Insight Research Groupを創設、責任者に就任。マネジメント兼スペシャリスト職を兼務、リサーチャー・データアナリスト・データサイエンティストを統括。
【A3b】飲食店をプレイスとした新たなメディア「ミセメディア」がプロモーションの未来を切り開く
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株式会社ぐるなび
飲食店支援事業部 法人営業部 部長
大塚 史也 氏
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エプソン販売株式会社
新規ビジネス開発部 課長
水野 知之 氏
講演内容
「ミセメディア」とは店内にプロジェクターなどの大型ディスプレイを設置。スポンサー(企業・自治体)の商品や名産品の魅力を来店客に映像で訴求することに加え、タイアップメニューを通じ来店客に実際に食べてもらうことができ、五感に響く体験を提供します。昨今のプロモーション課題をふまえ、ぐるなびとエプソン販売が生み出した新たなメディアの価値を事例を交えご紹介します。
講演者プロフィール
大塚 史也 氏
約10年間、東京と九州で飲食店のコンサルティングや地域活性化プロジェクトに従事。飲食店の経営支援を通じて、地域の「食」を核とした街づくりを推進。現在は「飲食店のメディア化事業」の責任者として、飲食店を活用したメディアの構築に取り組む。企業や地域の魅力を来店客に届け、未来のファンを創り出す仕組みを実現することで、飲食店の新たな収益モデルを提案。食や飲食店を通じた価値創造を使命に挑戦を続けている。
水野 知之 氏
2002年にエプソン販売入社。営業としてキャリアを積み、その後インクジェットプリンターやプロジェクターのマーケティングを担当。現在は顧客を起点とした新規ビジネスモデルの開発に取り組み、塾と子ども部屋をつなぐ「StudyOne」や、飲食店からの体験型メディア「ミセメディア」といったビジネスモデルを創出。趣味はゴルフで、年に数回100を切ることが喜び。