UCCジャパン株式会社
サステナビリティ経営推進本部 EC推進室 室長
小坂 朋代 氏

【モデレーター】
株式会社宣伝会議
取締役
月刊『宣伝会議』編集長
谷口 優
講演内容
日本国内でも90年代後半ごろから「IMC(インテグレーテッド・マーケティング・コミュニケーション)の概念が注目され、IMCを冠した企業内組織も散見されていました。ただ、インターネットやSNSが現在のように浸透していなかった当時のIMCでは主には広告や販促など、マーケティング・コミュニケーションの各手段の統合的な活用が主軸にありました。しかし現在は、一般の消費者の発信力が力を増し、トリプルメディアさらにはPESOという概念で情報環境を読み解く必要が生まれています。顧客にとって、一貫したブランド体験を提供する、ブランドコミュニケーションにおけるコンシステンシーは今の時代も変わらずに必要ではありますが、それを実行するマーケティング組織や機能、あるいはそこで活躍するマーケターの思考にも変化が生まれているのではないでしょうか。口コミを喚起するユニークな広告で、あらたなブランドイメージの確立に成功した「スキットルズ」を抱える、マースジャパンの事例、プロダクトの開発次点に話題になる要素が組み込まれている、「YOINEDヨインド」のUCC上島珈琲の事例などをもとに今日におけるIMCの在り方を議論していきます。
講演者プロフィール
河合 英栄 氏
P&Gを皮切りに、L'Oreal、Diageo、Levi Strauss、Audi、Google、Coca-Colaなどのグローバル企業でブランド統括、マーケティング本部統括、バイスプレジデントIMC統括、グローバル イノベーション、グローバル ブランディング職などを歴任。2022年11月Mars Japan Limited入社、同社が展開するペットフード及びスナックフードのマーケティングを統括。
小坂 朋代 氏
2007年、新卒でジュエリー会社に入社。広報、広告の運用や企画、デジタルマーケティングに12年間従事。2020年にUCC上島珈琲へ入社し、マーケティング本部 デジタル推進部 係長として、楽天市場やAmazonなどのECモールを担当。2022年より「YOINED」プロジェクトマネージャーに就任。
【E1b】12兆円エビデンスデータが指し示す消費財マーケの新メディアプラン!台頭するリテールメディアが可能にした良質な認知獲得と確実な行動変容の証明
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カタリナマーケティングジャパン株式会社
取締役副社長 COO
松田 伊三雄 氏
講演内容
TVCMやデジタル広告などの既存メディアミックスを試行錯誤してもその直接的な効果はますます不透明になっていくばかりです。莫大な購買データからカテゴリーの構造や消費者の行動を理解をした上で購買に最も近い場所での戦略的なメディアリーチを行うことで目に見える良質な認知獲得とLTVの高い顧客の行動変容を起こすことが可能になります。 国内最大規模のネットワーク化されたリテールメディアと既存メディアとのミックスによる圧倒的な効果を豊富な実例を紹介しながらご案内します。
講演者プロフィール
松田 伊三雄 氏
国内大手アルコール飲料メーカーでキャリアをスタートし、外資系デイリーメーカー、グローバルエンターテイメントにて営業・戦略・マーケティングに従事。2019年にカタリナマーケティングジャパンにブランドマーケティングソリューションVPとして入社。取締役CMOを経て、2024年6月、取締役副社長 COOに就任。ブランドマーケティング・リテールメディア エリアをリード。