講演内容
マーケターがより経営に近づくと、顧客以外の多様なステークホルダー(時にそのステークホルダーは社内も含む)との関係性、バランスを見ていく必要が出てきます。生活者視点を持って、顧客に向き合ってきたマーケターが、より経営の視点に近づいていくなかで、いかにして顧客視点、生活者視点を維持することができるのでしょうか。もちろん、企業経営においては顧客以外のステークホルダーとの関係性を考慮することが必要です。しかし、企業に売上をもたらすのは、どんな場面においても社外の顧客しかありません。特に生活者主導のSNS時代、生活者、顧客の声がより重視され、ステークホルダーの中でも顧客の声が重視される時代だからこそ、経営においても生活者視点、顧客重視のマーケティングが果たすべき役割について考えていきます。
講演者プロフィール
木村 美代子 氏
1988年にプラス(株)入社。1993年プラスの新規事業としてアスクルをスタート。2010年アスクルB to Cサービス立上げのためアスマル代表取締役社長に就任。2017年にアスクル取締役 CMO執行役員 B to C カンパニー ライフクリエイション本部長 兼 バリュー・クリエーション・センター本部長に就任。2022年(株)キングジム取締役常務執行役員開発本部長に就任。現在は、ARE ホールディングス独立社外取締役、日本郵政株式会社社外取締役もつとめる。
大谷 弘子 氏
大学卒業後、NTT入社。ドコモ時代からマーケティングの道へ。日本コカ・コーラ、キャドバリー・ジャパン、シンガポールのキャドバリーAPAC本社でマネジャー、日本ケロッグで執行役員マーケティング本部長、ローソンでは‘19年から4年間、マーケティング領域の執行役員を務める。’23年3月、米大手食品会社ジェネラル・ミルズの日本代表及びハーゲンダッツ ジャパンの取締役副社長に就任。’22年12月からスタートアップ企業キャリカレの社外取締役。