株式会社スープストックトーキョー
取締役副社長 兼 CFO
松尾 真継 氏
[ モデレーター ]
株式会社宣伝会議
取締役 メディアデジタルコンテンツ本部 本部長
谷口 優
講演内容
マーケティング部門に属する方たちは特に、常に昨年比を超える売上拡大を通じた企業の成長をミッションとして追っています。売上、利益など企業として目に見える数値を追うことも事業継続上、必要ではありますが、その企業が社会において存在意義を認められ、共感され、時に敬意を持たれることなくして、真の意味での事業継続は実現しえないとも言えます。「世の中の体温をあげる」を理念に掲げるスープストックは、やみくもに出店店舗数を増やし、事業をスケールさせることを目指すわけではなく、まずは「目の前のお客さまの体温をあげる」ことに従業員のミッションを設定。その結果的として、コロナ禍を乗り越え、事業は成長を続けています。目に見えない価値を大事にするからこそ、目に見える数字が結果としてついてくる。スープストック流の「企業成長」の定義、さらにそこにおけるブランド戦略についてスープストックトーキョー取締役副社長 兼 CFO・副社長の松尾氏に話を聞きます。
講演者プロフィール
松尾 真継 氏
日商岩井(現、双日)、ファーストリテイリングを経て、04年にスマイルズ入社。部長、事業部長を歴任後、08年のMBOによる独立時に取締役副社長就任。16年2月から同社から分社した株式会社スープストックトーキョーの取締役社長、21年4月から代表取締役社長、24年4月から取締役副社長兼CFOと株式会社スマイルズホールディングス取締役副社長を兼務。日経BP「マーケター・オブ・ザ・イヤー2023大賞」受賞。
【B3b】顧客体験でブランド価値のズレを解消し、消費者の心をつかむCXマネジメント
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株式会社Asobica
事業推進室 室長
佐藤 頌太 氏
講演内容
本セッションでは、経営とマーケティングの上流戦略における「顧客体験」の重要性を深掘りします。顧客体験は「検討」「購買」「使用」の3つの時間軸と「行動」「心理」の2つのインサイト軸で構成されます。特に「使用体験」の強化が鍵となり、企業が提供する価値と顧客が感じる価値のギャップを理解し、適切に対応することが求められます。具体的な解決策と成功事例を交えながら、実践的なアプローチを紹介します。
講演者プロフィール
佐藤 頌太 氏
新卒入社のGunosyでブランド企業様にプロモーション施策のセールスに従事。またサイバーエージェント社との合弁会社で、ブランドマーケティング支援事業を立ち上げ、プロダクト開発からセールスからカスタマーサクセスまでの全てに従事。Gunosy退職後に独立し、ファンづくり専門会社を創設。飲食店外食チェーンやメーカー企業の顧客起点マーケティング支援を行う。2021年4月にAsobicaに入社。